Allin1サーバー
今もサービスがあるのかは知らない。Allin1サーバーというECサービスは、他のサービスと比べて書いてある機能が多く、その機能に釣られて契約した記憶がある。その当時実際は、色々な機能が不完全であり、使用不可能な機能などたくさんありました。
このサービスは片手間に開発されたものだと思う。他に請負開発しているらしく、他の仕事が多忙になるとECサービスの方の開発が遅れるという様な内容の返事が多かった。最終的に契約解除に至り、その重たる原因は対応の悪いさ、このECサービスは請負開発の方のテスト環境なんじゃないかと疑念を感じるほどの対応であった。色々な機能が実装されているといっても中途半端で使えないなら、いっそ無い方がよいと思った次第である。そういう中途半端な機能に対する返金はしてくれないのである。本当に未実装の機能は充実していて残念でしかたがないサービスでした。
WizeCart(ワイズカート)
十年以上の期間利用したサービス。契約当初は維持費が他に比べて安く重宝していた。が次第に他のECサービスが出てくると機能の割にコスト高が目立つようになった。Windows Serverで運用されておりファイルのアップロードがActive Xを利用したFTPシステムで、とても使い易かったのに後半アップグレードされたFTPの仕組みがダウングレードで、新しいシステムが極端に使いづらくなる状態になり、更に画像やイラストの制作環境がMacを利用しているとFTP接続ができない。Windowsも利用してページ制作しなければならないなど作業効率の面でも制約が起きた。登録できる容量やフォルダ・ファイル数等の制約や月額維持費、新しいサービスへの移転コスト・混乱など色々な要因を数年間かけて検討して最終的に契約終了となった。
今は運営会社自体が変わっているようだ。
EC-CUBE
EC-CUBEは実際に運用した事がありません。オープンソースなので、興味があって運用方法を検討した事があります。カスタマイズできるのが魅力に感じています。お客様の個人情報を扱うショップサイトである以上、そこのセキュリティ面などを考えた時、カスタマイズして運用して大丈夫かなとか、いろいろ問題も出てきて運用に至りませんでした。その辺りのところが明確に解決できるなら選択肢の一つなのかもしれません。自分で何かを作り出して簡単に販売するなら使えるのかも。何かに利用できる可能性も頭の片隅におきながら、いまだ利用できていないシステムです。
Makeshop(メイクショップ)
ワイズカートと比べて、月額維持費、サービス内容ともに抜きんでていてコストパフォーマンスのよいサービスです。
年間60万円のコストダウンが移転の一番大きな理由。Active Xを使わなくて良くなったので開発が非常に楽になり、WindowsでもMacでもLinuxでも何でも開発環境はOKになった事が第二の理由。(公式ではWindowsが動作環境かもしれない)
どこのECサービスも移転サービスがあります(たいていは有料)。ほとんど使えません。Makeshopもそこは同じ。想像通りに移転できる事はまず無いと思った方がよい。
商品点数の少ないシンプルなECショップの移転ならスムーズにいくのかもしれませんが。商品点数が増えると、元々仕様が異なるわけですから、まったく同じ運用はできないのです。宣伝文句程の移転は期待できず、コストパフォーマンスは低いです。
移転後のランニングコストを考慮すればメリットがあったという感じですね。
Makeshopに限らずどこのECサービスも、無償利用できるお試し期間があります、お試し期間程度ではその運用のすべてを把握する事は結局できませんので、十分慎重に検討を重ねたあと短期間でも実際に契約して移転に適しているか判断する方がよいです。
長い間、ECショップを運営していると、その仕組みに慣れた利用者もいるので、よくよく検討しないとお客様に迷惑をかけることになります。
結論として、元々システムの仕様が異なっているので、移転サービスは有料でも使えません。完全カスタマイズコースなら可能かもしれません。旧システムにどこまで依存するかも含めて検討が必要です。このカスタマイズコースがある事で、移転後に生じた問題の逃げ道として説明される事があります(Makeshop)。最初から良く打ち合わせをしておいた方がよいでしょう。
他にもWindowsソフトの通販パッケージ(北海道の会社名前忘れた。会社はもうないと思った)とか、レンタルサーバーにインストールするタイプのパッケージ版ECソフト等にも手を出しました。
現在はMakeshopで落ち着いています。